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プロジェクトストーリー

開発終盤に通達されたOS変更

福野 誠

2013年1月。開発も終盤にさしかかったところでプロジェクトチームに激震が走った。タブレット型パソコンのOSをWindows7からWindows8へ変更することが通達されたのだ。単体テスト、インターフェーステストを終え、最後の工程であるシステムテストに入った直後のことだった。「クライアントのOSが変わるということは、画面が崩れたり、システムが動かなかったりといったさまざまな障害が発生する可能性があるということ。ある程度は予測していたものの、開発現場はてんやわんやでしたね」と福野は当時を振り返る。

Windows8が発売されたのは2012年10月。情報としては6月から入っており、そのころから導入は検討されていたという。「しかし、発売されてもいないので情報がほとんどなく、事前検証もままなりません。本格的な検証がはじまったのは実際に発売されてからでした」と東海林は語る。とはいえ、Windows8が導入されるとは限らないため、Windows7での開発を止めるわけにもいかない。どちらのOSになっても対応できるよう、現場は2パターンでの開発を迫られた。

OS変更を、ミスの言い訳にしてはいけない

実際、不具合は起きた。Windows8でアプリケーションの動作確認をしてみると、画面は崩れ、速度も遅い。短い期間でそれを修正していくのは並大抵の苦労ではなかった。スケジュールの変更は許されない。人員を増やし、既存のテストと並行して調査検討が進められた。「精神的にしんどい時期でしたね。どちらに決まってもおかしくないので、作業の手を抜くことはできません。決まってくれれば、一つに専念できます。検証が終わるのをひたすら待ちました」と大場。

そして、結果的にWindows8でいくことになった。ある程度の予測はみんなが持っていたとはいえ、やはり動揺が走る。「これまでのフロントシステム更改でも同様の問題は発生していたんですが、検証に時間がかかるため、最新のOSはあえて導入せず旧バージョンでいくことが多かったんです」と大場は話す。今回はなぜ導入することになったのか。それは、Windows8がフルタッチ型のモバイル端末に特化したOSだったからだ。動きがよりスムーズであり、Windows7よりも操作性が高い。お客さまの面前で使用するマイスターモバイルなどはなによりも使い勝手が重要であるため、この決定は必然だった。

何万パターンものテストで、不具合を直していく。現地に出すにあたり、本番環境を利用しての水際検証も実施された。突然のOS変更は、ミスの言い訳にはならない。リリースにあたってチーム一丸となり、最後の品質確認が行われた。そして、全員の努力が結実し、スケジュールを破ることなくカットオーバーの日を迎えることとなった。「ユーザー目線で考えればWindows8にしたのは正解でした。たくさんの苦労がありましたが、充実感もひとしおです」